冬の外壁塗装・
屋根塗装の注意点
実はオススメ。冬の施工の注意点
毎年11月を過ぎると、日毎に寒さが厳しくなってきます。冬至を過ぎるとさらに寒くなり、大寒を迎えます。
塗装において気をつけたいのは、気温と霜と夜露と雪です。
この4つをクリアできれば、実は冬は塗装においては良い時期です。
天候は安定しており、作業工程が組みやすく、大きなズレが起きづらいです。
時々、「冬は塗装できないんでしょ?」という質問をいただきますが、
そんなことは全くありません。
4つの注意点に気をつければ、
良い仕上がりの塗装メンテナンスを行うことが可能なんです。
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冬は塗装に向かないというようなこと言っているホームページが時々見受けられます。冬になると雪が降って積もっているような地域では施工は難しいです。寒いだけで向かないというのは正しくないです。
ただし、メリットデメリットがあります。今回は冬の外壁塗装・屋根塗装においての心構えをお伝えします。
日本の冬の気候は一年の中で気温が下がり、雨が少なくなります。乾燥する季節でもあります。関東の平野部でも雨が降ると雪やみぞれになります。-
この写真のようになってしまえば関東であっても施工は難しいです。東京の平均降雪日数は11日。 ざっと10年くらいを見返してみると、多くても15日程度になります。さらにここから5センチ以上積もったという日数になると数える程度になります。ちなみに、2013年の3日。2014年の14日。2016年の1日となっています。(気象庁データベースより)12月から3月くらいまでの間となりますので、月に1度積雪があるかないかということになります。こう考えると雪そのものが塗装の施工の邪魔になることは少ないことがわかります。
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雪の他に日常的に気をつけなくてはならない注意点は以下です。
- 作業できる時間が短い
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当然日照時間が短いです。 それもありますが、実際は霜や夜露で壁や屋根が濡れていた場合、乾くまで作業ができなくなります。屋根が濡れていれば安全性が確保できません。塗装面が濡れていればその上に塗装をしてしまえば、塗料が薄まってしまいます。乾くまで待つ時間が必要だということです。
- 乾燥までに時間がかかる
- 冬は日照時間が少なくなり、太陽光の日射量が弱くなります。日射量とは簡単に言えば太陽の光の強さです。
当然そうなりますと、塗料が乾くまでに時間がかかります。塗料には適切な乾燥時間(硬化時間)が設けられています。
当然それは季節や塗装をした日の天候で違いが出ます。総じて、冬場は塗装してからの乾燥時間がかかります。
- 雪が積もれば工事が止まる
- これは冒頭にも申し上げましたが、雪が降ってしまって積もってしまうと工事はできなくなります。
施工日に雪が積もってしまうと工事が止まってしまいます。とはいえ、冬でなくても他の季節に雨が降れば同じように施工は出来ません。
そう考えるとあまり雪にはシビアにならなくてもいいかと思います。
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冬の塗装は気候による塗装面の状況の確認がポイントになります。
■ 霜や夜露で濡れている面は濡れません。まずここの見極めが大事です。
■ 次は塗料が乾く=硬化する時間を多めに取ることです。
多めに取ることによって工期も長めに考える必要になります。
よく乾く時期と比べれば3日程度は余計にかかります。それを踏まえてスケジュールをすることが無理のない施工、適切な施工を実施する最低条件になります。
ここを逆に急いで塗装を行ってしまえば不良施工になってしまうので注意が必要です。 -
冬の塗装は気候による塗装面の状況の確認がポイントになります。
■ 霜や夜露で濡れている面は濡れません。まずここの見極めが大事です。
■ 次は塗料が乾く=硬化する時間を多めに取ることです。多めに取ることによって工期も長めに考える必要になります。
よく乾く時期と比べれば3日程度は余計にかかります。それを踏まえてスケジュールをすることが無理のない施工、適切な施工を実施する最低条件になります。
ここを逆に急いで塗装を行ってしまえば不良施工になってしまうので注意が必要です。
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時代物の小説などを読んでいますと、江戸時代の職人が、日が昇ると同時に仕事を開始する情景が描かれていたりします。確かに職人の朝は早いです。 しかし、冬場の塗装に関しては早ければいいというわけにいきません。 冬の外壁塗装・屋根塗装 その1心構えでも書きましたが、冬は夜露や霜が施工の邪魔になります。
特に屋根は夜露、霜の影響を強く受けます。日が昇り気温が上がってきてからの施工が基本となります。屋根は夜露、霜の影響を大きく受けますが、太陽光の恩恵も大きく受けます。もちろんその日の天候に相談しながらになりますが、最も寒い大寒の時期であってもだいたい10時過ぎからは塗装ができるようになります
日当たりが悪い北面に関しての施工は午後からになります。これは日当たりなどその家の立地条件によります。壁面に関しても同じことがいえます。夜露、霜の影響がなくなり、塗装面が乾いた状態になってからの塗装を行うことが大事です。日が昇れば塗装作業を開始というわけにはこの時期は行きません。
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塗装は塗装面に塗料でコーティングを繰り返していきます。それは、その塗料が持つ機能を最大限に引き出すためです。
何回塗ればいいということではなく、適切な量を塗布するという方が正しいです。少し話がずれますが「うちは○○回塗りなので安心です」というような謳い文句をよく見ますが、これは間違っています。
極端な話たくさん塗るならシンナーで薄めたものを何度も塗るほうが実は早く作業が出来て簡単だったりします。繰り返しになりますが、適切な量を塗布するということが大事です。
これは塗料でもそれぞれ違います。塗料を作ったメーカーが推奨する適正量を塗装していくことが大事です。-
話をもとに戻します。適切な量を塗布していくために、塗料でコーティングをしていくわけですが、適切な塗布量を確保するには一度塗りで行ってしまうとムラが出来たり、液垂れしてしまったりします。
ですから、薄く何度かに分けて塗装していきます。
ムラがなく、塗装面と塗料がしっかり接着してはがれづらくなるようにするためです。
ところが、この何度かに分けることで新たな問題が出てきます。それは、一度塗った塗料が乾燥し硬化するのを待たなくてはならないということです。硬化する前に塗ってしまうと先に塗った塗料の余計な水分が出ていくところがなくなってしまいます。
そうすると、上に塗った塗料が膨らんでしまってしっかり接着しなくなってしまいます。
この乾燥の時間が取りづらいのが冬場になります。
気温が5度以下になった場合、乾燥時間には含まないという方針をヤネカベではとっています。
そうなると冬場は一日に一工程以上を進めないということを遵守しなくてはなりません。
表面が乾いていても完全に乾いていないこともありますので、特に屋根などは完全に乾いて硬化していることを確認しての作業を徹底しています。
そして、15時以降は施工をしないことが大事です。
16時をすぎると夜露がおります。表面が乾く前にこの夜露が塗装面に付いてしまうと、色があせたようになる艶引け(ブラッシング)を起こしてしまいます。ですから、15時以降は塗装を行わないということが大切なのです。
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ここまで読んでいただければ分かる通り、冬場の外壁塗装・屋根塗装は待つことが大事です。無理に施工してしまうと思わぬ事故や不良施工を起こします。こういったことを職人全員に共有し、徹底することは現場が増え、職人が増えれば増えるほど難しいです。常に教育していくそういった土壌が企業にないと難しいです。
ですから、多くの企業では冬場の施工をしたくないので「冬は塗装に向かない」「冬は施工をしないほうがいい」ということをインターネットや営業現場で声高に言うのだと思います。
気をつけなくてはならない点は多くなるのは確かですが、施工スケジュールを組むことは梅雨や真夏よりはずっとやりやすいです。
技術力のある企業であればむしろ喜んで施工をしたいのが冬場です。施工力に安心できる企業を選んで塗装に取り組んでもらえればと思います。
ヤネカベは一級塗装技能士の職人を業界トップクラスの人数を正社員として常駐させております。また、一級建築設計事務所でもあります。設計、施工、管理をすべて自社で行える数少ない塗装企業です。
塗装のご用命はもちろん、相談なども随時承っております。お問合わせよりご連絡ください。 ヤネカベ 現場革命についてはこちら
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