雨漏り原因TOP5と
雨漏り修理の3ステップ

ヤネカベはこれまで4万件を超える建物診断を行ってきました。その経験から雨漏りの原因になりやすい家の部位や家の構造が経験的にわかってきました。このページでは雨漏りの原因になりやすい家の部位TOP5と雨漏りを直すための5つのステップを解説します。


雨漏りの原因になりやすい家の部位TOP5

雨漏りの原因になりやすい家の部位雨漏りの原因になりやすい家の部位

TOP 1 壁

壁

最も雨漏りの原因となるのが壁です。意外に思われるかもしれませんが、不動の1位は壁です。家の垂直面の壁が原因になる雨漏りが最も多いです。
特に多いのは「タイル貼りの壁」になります。更にタイル貼りで鉄骨造の場合は雨漏りのリスクが更に上がります。その原因はタイルの外壁の劣化が進みますとタイルの目地すべてが雨水侵入箇所になる可能性があるからです。また、鉄骨造は外壁と居室内との間に防水シートがないため雨水が居室内に入りやすいという構造上の問題もあります。しかも、タイル貼りの場合、雨漏り箇所と雨水侵入箇所が離れていることも多く、原因を突き止めることに時間(長い場合数年に渡ることもある)がかかることもあります。雨漏り診断を行い一つ一つ原因を見つけて補修をしていくことが大事になります。

TOP 2 サッシ

第2位はサッシ周りです。その中でも雨漏りが多いのは屋根に設置されたトップライト=天窓です。天窓は経年劣化が進みますとパッキンやシーリングが痩せて弾力性を失います。そうなりますとサッシ周りに隙間が生じ雨水侵入箇所にとなります。天窓以外のサッシ周辺においても同じように雨漏りが多い部位の一つです。サッシは家の壁に設置されます。
当然、壁とサッシの継目ができます。この継目には雨水が建物の内部に入らないような雨仕舞をするのですが、新築時の不良施工で雨仕舞が適切にできておらず雨漏りが発生していることが多々あります。サッシの下部の目視できないような場所が雨水侵入箇所になっていたというような事例もございます。注意深く診断し原因を突き止めていく必要があります。

TOP 3 ドレン
(屋上防水・バルコニー防水)

ドレン
排水溝

第3位はドレン周辺です。ドレンとは屋上やバルコニーに設置する排水口のことになります。
屋上やバルコニーに水が溜まらないようにするために設置され、雨水を建物の外に排出する働きをします。特に屋上防水やバルコニー防水と絡む箇所は要注意となります。防水部とドレンの継目が劣化し、そこから雨水が建物内部に入ってしまうということが発生します。また、ドレンにつまりなどが発生していると水がドレン内に滞留し防水部とドレンの継目からの雨漏りにつながることもあります。屋上防水、バルコニー防水を行う場合にはこのドレン周りの施工を丁寧、確実に行う必要があります。

ドレン
排水溝

第3位はドレン周辺です。ドレンとは屋上やバルコニーに設置する排水口のことになります。
屋上やバルコニーに水が溜まらないようにするために設置され、雨水を建物の外に排出する働きをします。特に屋上防水やバルコニー防水と絡む箇所は要注意となります。防水部とドレンの継目が劣化し、そこから雨水が建物内部に入ってしまうということが発生します。また、ドレンにつまりなどが発生していると水がドレン内に滞留し防水部とドレンの継目からの雨漏りにつながることもあります。屋上防水、バルコニー防水を行う場合にはこのドレン周りの施工を丁寧、確実に行う必要があります。

TOP 4 笠木(バルコニー)

笠木(バルコニー)

屋根や壁など家全体の外皮の表面積の割合から考えると非常に少ない面積ではあるものの重大な雨漏りに発展しやすいのが笠木です。一番わかりやすい箇所で言えばバルコニーの手摺の部分です。
この笠木が何故重大な雨漏りになるのかを簡単に申し上げれば、この笠木は壁の上の小さな屋根と同じ役割を持っているからです。雨が上から直接あたり、日差しにも照らされる部位、それが笠木です。この笠木に穴空いてしまったり、隙間があったりすればたちまち雨水が壁の内部に入ってきます。さらに具体的に言えば笠木を固定しているネジや笠木の継目のシーリング、笠木に固定されている手すりのネジなどが劣化すればこの部分から容易に雨水が侵入してきます。バルコニーが居室の上だった場合は入った雨水は居室の雨漏りになってしまいます。また、バルコニーの下が居室ではない場合は内部が腐食してバルコニー全体が落ちてしまう可能性も出てくるので注意が必要となります。

TOP 5 屋根

屋根

雨漏り=屋根と思っている方が多いので雨漏りしやすい家の部位TOP5の最後に屋根となるのは意外と思われる方が多いかもしれませんが、TOP1~4の雨漏り件数と比べると屋根からの雨漏りの割合は大変少ないです。とはいえ、太陽光や雨を直接受けるのが屋根です。雨漏りの原因になる要素がいくつかあるので解説していきます。

屋根

まずは構造の問題。複雑な屋根の形状は雨漏りのリスクを上げます。最も雨漏りリスクが低いのは寄棟です。四方に傾斜面ある屋根になります。
ところが寄棟であっても寄棟が組み合わさりますと屋根の谷と呼ばれる部分が出来上がります。この谷の部分は谷板金という金属で作られるため雨は瓦ではなく直接この谷板金にあたります。さらに谷板金には雨水が集まり流れますので、ゴミなども溜まりやすくなり、その結果劣化も早く進みます。
この谷板金が錆びて穴が開けばそこから雨水侵入します。その他にも屋根の構造を複雑化するものとしてドーマーやトップライトがあります。デザイン性が高く複雑な形状の屋根は雨漏りに気をつける必要があります。

塗装でスレート瓦をメンテナンスする際にも注意が必要です。スレート瓦同士が塗料で接着されてしまいますと雨水の逃げ場がなくなり、雨漏りの原因となります。スレート瓦を塗装する際はタスペーサー工法を採用することをオススメします。スレート瓦の塗装に関してはこちらに詳しく記載しています。

雨漏りを直すための5つのステップ

さて、雨漏りの原因になりやすい家の部位TOP5を見ていただきましたが、実際雨漏りしている場合はどうしたらいいのかをお伝えします。まず、一番やってはいけないことをお伝えします。それは、『雨漏りの原因がわからないのにメンテナンスや修理をしてしまうこと』です。雨漏りしていますので焦るお気持ちはよくわかりますが、原因がわからないまま手を付けてしまいますとさらに原因が複雑化することもあるので注意が必要です。あまりにも雨漏りがひどい場合には応急処置を行い、次のような手順で進めることをオススメします。

5つのステップ5つのステップ

何故この繰り返しになるのかというと、雨漏りの原因は一つであることのほうが少なく、一度の修理で完璧に直るということのほうが少ないです。ですから、このサイクルを繰り返し、長期的に雨漏りの原因を一つ一つ無くしていくことが雨漏りしない家にする一番の近道になります。詳しい雨漏り診断内容とご依頼は以下のページでご確認ください。ヤネカベの雨漏り診断は無料です。

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